元田蓮が坂野惇子に激怒!ベビーショップ・モトヤの独立

朝ドラ「べっぴんさん」のモデルとなる坂野惇子(佐々木惇子)の生涯を描いた「べっぴんさん-坂野惇子の立志伝」の第20話「元田蓮が坂野惇子に激怒!ベビーショップ・モトヤの独立」です。

これより前の話は、目次「べっぴんさん-坂野惇子の立志伝」からご覧ください

悪意無き占領

坂野惇子田村枝津子(田村江つ子)田村光子の3人が靴屋「モトヤ靴店」のショーケース2台を間借りして始めた子供服店「ベビーショップ・モトヤ」は、手間暇を掛けた良質な商品(べっぴんさん)を販売していたので、創業するやいなや評判となり、商品は飛ぶように売れた。

このため、靴屋「モトヤ靴店」には、上質な女性客が店に出入りするようになっていた。

そこで、モトヤ靴店の店主・元田蓮は、ベビーショップ・モトヤを目当てに来る上品な女性客にも靴を買ってもらおうと思い、店の奥の作業場を一つ潰して、応接室に改装した。

ところが、これに喜んだのが、坂野惇子らだった。坂野惇子らは良い部屋が出来たと思い、着替え・食事・編み物・作業・帳簿付けなどに利用し、応接室を占領してしまったのである。

「べつに追い出そうって訳じゃないんですがね。貴女がたも、商売が軌道に乗ってきたようだし、ひとつ、このへんで、独立店舗をもたれたらどうですか?」

さすがの店主・元田蓮も、坂野惇子らに店を占領されて本業に支障が出始めたので、同じ神戸三宮センター街で空き店舗を見つけて、坂野惇子らに空き店舗で独立するように勧めた。

しかし、坂野惇子は「元田さんの所じゃないといや!動くのは絶対にいや!」と言って、頑として動こうとはしなかった。

こうなると、店主・元田蓮もそれ以上は強く言えず、ベビーショップ・モトヤを独立させる話は流れてしまった。

万年筆店で独立

独立の話が流れてから、しばらくすると、靴屋「モトヤ靴店」の西側に隣接する万年筆店が移転し、空き店舗となった。わずか3坪という小さい店舗だが、立派な独立店舗である。

万年筆店は、モトヤ靴店の店主・元田蓮が所有する物件で、モトヤ靴店とは壁で仕切られた独立店舗だが、モトヤ靴店と屋根続きであり、裏口もモトヤ靴店と共通だった。

そこで、靴屋「モトヤ靴店」の店主・元田蓮は、裏口が共通ということで、独立を嫌がる坂野惇子に何とか納得してもらい、ベビーショップ・モトヤを追い出すことに成功・・・移転してもらった。

こうして、坂野惇子のベビーショップ・モトヤは、創業から1年後の昭和24年(1949年)12月に万年筆店へと移転し、わずか3坪という小さい店舗ながら、独立店となったのである。

ところが、その直後に神戸のレナウン・サービス・ステーションが撤退することになり、坂野惇子はレナウン・サービス・ステーションを譲り受けて、ファミリアを設立・創業することになるのであった。第21話へ続く。

坂野惇子の立志伝の第21話は、目次「べっぴんさん-坂野惇子の立志伝」から選んでください。

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