スカーレットのモデル神山清子が韓国人と差別された理由

NHKの朝ドラ「スカーレット」の主人公・川原喜美子(戸田恵梨香)モデルとなる神山清子(こうやま・きよこ)が、在日韓国人だと言われ、差別された実話があるので、その理由を紹介します。

注釈:現在の韓国は戦後に誕生した国で、戦前は北朝鮮と分離しておらず、大韓帝国という国だった。

神山清子が韓国人と差別された理由

NHKの朝ドラ「スカーレット」のモデルとなる神山清子は、昭和11年(1936年)8月2日に長崎県佐世保市で生まれた。

神山という名字は夫の姓で、神山清子の本名は「金場清子(かなば・きよこ)」である。

当時の大韓帝国(朝鮮大陸)は明治43年(1910年)の日韓併合で日本の領土となっており、朝鮮人にも日本国籍が与えられていたが、三等臣民として差別されていた。

そして、朝鮮人は「創氏改名」により、日本人の名前を名乗る人が多かった。

さて、神山清子は結婚前は「金場清子」だったので、「金場」という名字が朝鮮人が名乗る名前に似ていたことから、神山清子は子供の頃から「朝鮮人(韓国人)」と言われて虐められていた。

また、父親が炭鉱で働いており、炭鉱で働く在日朝鮮人と仲が良かったことも、神山清子が「朝鮮人(韓国人)」と言われて、虐められていた原因だと言われる。

さて、炭鉱で働く朝鮮人が重労働に耐えられず、炭鉱から逃げ出したとき、神山清子の父親が朝鮮人の脱走を手助けしたため、父親は憲兵や警察に追われる羽目になってしまった。

そこで、父親は憲兵や警察から逃げるため、長崎県佐世保市を出て、各地を転々とするのだが、行く先々で神山清子らを匿ってくれたのが在日朝鮮人(韓国人)だった。

このため、神山清子は朝鮮人(韓国人)に感謝している。

さて、神山清子らは終戦後に滋賀県・信楽町にたどり着くのだが、滋賀県でも神山清子は「朝鮮人(韓国人)」と言われて虐められた。

その理由は、母親が作る服が、朝鮮の民族衣装「チマチョゴリ」に似ていたからだった。

神山清子は学校で「朝鮮人(韓国人)」と虐められ、泣いて帰っていたが、母親から理由を尋ねられても、母親が作った服のせいで虐められているとは言えず、何も答えなかったという。

そして、神山清子が「どうして、私、日本人なのに虐められるの?」の尋ねると、父親はいつも「虐められたら、言い返してやれ。朝鮮人だろうが、日本人だろうが、人間に変わりは無いとな」と答えていたという。

このように、神山清子は子供の頃に「朝鮮人(韓国人)」と言われて差別されていたが、それでも、逃亡中に行く先々で朝鮮人に匿って貰ったことから、朝鮮人に感謝していた。

後に、神山清子は陶芸家として成功すると、韓国の天山里窯から陶芸の指導を頼まれたので、戦時中の恩返しとして依頼を引き受け、半月ほど韓国に滞在して陶芸を教え、韓国人と交流を持った。

神山清子は帰国後も、韓国人の教え子と文通を続けており、次の韓国行きも楽しみにしていたが、韓国の国内情勢悪化などで、韓国人との交流は途絶えたようだ。

その後、神山清子の長男・神山賢一が慢性骨髄性白血病を発症し、骨髄バンク設立に向けて奔走することになる。

スポンサードリンク

ブログ内検索

スポンサードリンク