べっぴんさん-オライオンの実在のモデルはレナウン

NHKの朝ドラ「べっぴんさん」に登場する「オライオン」の実在のモデルについて紹介します。

べっぴんさんのオライオン

朝ドラ「べっぴんさん」に登場する「オライオン」は、坂東五十八(生瀬勝久)が創業した坂東営業部の紳士服ブランドの名前です。

紳士服ブランド「オライオン」は戦争の影響で消滅していたのですが、戦後、野上潔(高良健吾)が婦人服の流行に目を付け、消滅していた紳士服ブランド「オライオン」を婦人服ブランドとして復活させました。

そして、野上潔(高良健吾)は、婦人服ブランド「オライオン」を大急百貨店へ売り込むため、大急百貨店の社長・大島保(伊武雅刀)を接待するのだが…。

オライオンのモデルはレナウン

皇太子裕仁親王(昭和天皇)が大正10年(1922年)3月からヨーロッパ外遊を行い、その返礼として翌年の大正11年(1922年)の4月から5月にかけイギリスのエドワード・アルバート皇太子が来日しました。

このとき、エドワード・アルバート皇太子の御召艦が巡洋戦艦「レナウン」でした。

佐々木営業部(レナウン)の創業者・佐々木八十八は、巡洋戦艦「レナウン」の水兵の帽子に「RENOWN」という文字が入っているのを見て気に入り、大正12年に「レナウン」の商標を取得しました。

朝ドラ「べっぴんさん」に登場するブランド名「オライオン」は、イギリスの戦艦と同じ名前なので、佐々木八十八が巡洋戦艦「レナウン」から商標を取ったエピーソードをネタ元にしているのだと考えられます。

なお、レナウンの商標については、当時の新聞がレナウン号の事を大きく取り上げていたことから、佐々木八十八の右腕・尾上設蔵が宣伝効果を狙って「レナウン」という商標を取得したという立志伝も残っています。

さて、佐々木営業は、メリヤスを輸入に頼っていたのですが、国産の技術が向上したことを受け、国産に切替えたのですが、品質を一定に保つ必要があることから、自社生産に踏み切り、大正15年にレナウン・メリヤス工業を設立し、レナウンという名称を使用し始めました。

しかし、第2次世界大戦のとき、レナウン・メリヤス工業は、横文字が敵性語とされたため、「東京編織株式会社」へと社名変更を余儀なくれ、「レナウン」という商標も使えなくなりました。

また、佐々木営業部も第2次世界大戦のとき、戦時中の企業整備によって江商(兼松)に吸収合併されて消滅しました。

ただ、東京編織は、軍用品の生産工場として残し、ボロボロになりながらも、一応、存続しました。

戦後、尾上清が、創業者・佐々木八十八の意を汲んで佐々木営業部を再発足させることになります。

尾上清は、まず、昭和21年(1946年)に東京編織を再開させ、次いで、昭和22年(1947年)に江商(兼松)から佐々木営業部(レナウン)を独立させました。

さらに、昭和27年(1952年)東京編織を「レナウン工業」へと改名して「レナウン」という名称を復活させ、昭和30年に佐々木営業部を「レナウン商事」へと改名しました。

そして、昭和47年(1972年)にレナウン商事とレナウン工業が合併して、現在の「レナウン」が誕生したのです。

なお、朝ドラ「べっぴんさん」の登場人物の実在のモデル一覧は「べっぴんさん-登場人物・キャスト・モデルまとめ」をご覧ください。

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