NHKの朝ドラ「べっぴんさん」に登場するエイミー・マクレガー(シャーロット)の実在のモデルとファミリアの実話についてネタバレします。
朝ドラ「べっぴんさん」に登場するエイミー・マクレガー(シャーロット)は、通訳ジョン・マクレーガーの妻で、妊娠中という役である。
そして、エイミー・マクレガーを演じるのは、朝ドラ「マッサン」でヒロインを務めたシャーロット・ケイト・フォックスで、シャーロットは2年振りの朝ドラ出演となる。
さて、戦後、坂東すみれ(芳根京子)は、1人で手芸品を作り、靴店「あさや靴店」で手芸品を販売していた。
そこへ、買いに来たのが、エイミー(シャーロット)の夫ジョン・マクレーガーだった。
これが切っ掛けで、板東すみれ(芳根京子)は、エイミー・マクレガー(シャーロット)のために浴衣を解いてオシメを作るが、エイミー・マクレガー(シャーロット)は「こんなオシメは見た事無い」と言って怪訝な顔をしたので、板東すみれ(芳根京子)はオシメを渡すことが出来なかった。
その後、板東すみれ(芳根京子)は、外国人クリスティーナの家で育児教室を開いていた看護婦・小野明美(谷村美月)が坂東家の女中マツの娘であることに気付き、協力を要請する。
看護婦・小野明美(谷村美月)は貧乏に苦しんだので、お金持ちに恨みを持っており、拒否するが、板東すみれ(芳根京子)から頼み込まれ、協力は拒否するものの、オシメの作り方だけは教えた。
作り方を教えてもらった板東すみれ(芳根京子)は、オシメを作ってエイミー(シャーロット)に持って行ったが、エイミー(シャーロット)も初産だったため、オシメの使い方が分からなかった。
結局、看護婦・小野明美(谷村美月)は、困った顔をしているエイミー(シャーロット)を放っておく事ができず、オシメの巻き方を教えた。
これに喜んだエイミー(シャーロット)は、娘のためにドレスを作って欲しいと頼んだ。
それを引き受けた板東すみれ(芳根京子)は、亡き母・坂東はな(菅野美穂)の形見のドレスを使ってドレス作る事を決意し、多田良子(百田夏菜子)と田坂君枝(土村芳)に協力を要請する。
多田良子(百田夏菜子)と田坂君枝(土村芳)は、板東すみれ(芳根京子)の決意に打たれ、「1度だけ」という条件でドレス作りを手伝った。
しかし、多田良子(百田夏菜子)と田坂君枝(土村芳)は、完成したドレスを手にして喜ぶエイミー(シャーロット)の顔を見て、べっぴんさん(特別な品)を作る喜びを思い出し、板東すみれ(芳根京子)に「一緒に働きたい」と頼んだ。
そこに、看護婦・小野明美(谷村美月)も加わり、板東すみれ(芳根京子)ら4人は靴店「あさや靴店」の一角を間借りし、「ベビーショップ・あさや」を出店する。
そして、この「ベビーショップ・あさや」が後に、子供用品店「キアリス」に発展するのであった。
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朝ドラ「べっぴんさん」に登場するエイミー・マクレガー(シャーロット)に、板東すみれ(芳根京子)ら4人を引き合わせる重要な役ですが、実在のモデルは居ません。朝ドラ「べっぴんさん」のオリジナルキャラです。
ただし、板東すみれ(芳根京子)のモデルとなる坂野惇子は、オシメが切っ掛けで西洋式の育児に興味を示し、オシメが子供服ブランド「ファミリア」に大きな影響を与えているので、その実話を紹介します。
坂野惇子は坂野通夫と結婚した後、神戸の外国人村(兵庫県神戸市東灘区岡本)に住んでいました。
この周辺は外国人が大勢住んでいたので、通称で「外国人村」と呼ばれており、坂野家の隣にはイギリス人やドイツ人が住んでました。
このため、坂野惇子は普段から、外国人の赤ちゃんの育児法を目の当たりにしており、西洋式の育児に興味を示していました。そして、その1つが西洋式のオシメでした。
そして、坂野惇子は、近所に住んでいたイギリス人のオーツ夫人から「日本は素晴らしい国だけれど、育児については遅れてますね」と言われた事を切っ掛けに、西洋式の育児法を取り入れようと考えました。
このため、長女・坂野光子が生まれると、オーツ夫人の紹介でベビーナースの大ヶ瀬久子に来てもらい、3ヶ月間の育児指導を受けたのです。
こうして、ベビーナース・大ヶ瀬久子から学んだ西洋式の育児法が、ファミリアの良質な物作りの原点になっています。
たとえば、赤ちゃんの敏感な肌を刺激しないように、タグを外側に着けて縫い目が肌に当たらないようにしたり、アップリケの裏に当て布をして縫い目が肌に当たらないようにしたりする工夫の原点は、西洋式のオムツだったと言います。
なお、朝ドラ「べっぴんさん」の登場人物の実在のモデル一覧は「べっぴんさん-登場人物・キャスト・モデルまとめ」をご覧ください。
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