べっぴんさん-坂東さくらのモデルは坂野光子

NHKの朝ドラ「べっぴんさん」に登場する坂東さくらの実在のモデルは坂野光子です。

べっぴんさん-坂東さくら

坂東さくらは、坂東すみれ(芳根京子)田中紀夫(永山絢斗)の間に生まれた長女である。

板東すみれ(芳根京子)は、密かに野上潔(高良健吾)に恋心を抱いていたが、思いも伝える間もなく、失恋してしまう。

なんと、姉の坂東ゆり(蓮佛美沙子)も密かに野上潔(高良健吾)に恋心を抱いており、行動的な姉・坂東ゆり(蓮佛美沙子)が野上潔(高良健吾)に嫁いでしまったのである。

こうして、板東すみれ(芳根京子)は、失恋のショックとともに、坂東家を絶やさないために婿養子を貰わなければならないという責務を感じるようになった。

このため、板東すみれ(芳根京子)は、結婚相手も知らないまま、父・坂東五十八(生瀬勝久)から勧められた縁談を受け入れてしまう。

その結婚相手というのが、なんと、幼馴染みの田中紀夫(永山絢斗)だったのである。

田中紀夫(永山絢斗)は無口で何を考えているのか分からないところがあるが、板東すみれ(芳根京子)は幸せな新婚生活を送り、結婚した翌年に長女・坂東さくらを妊娠した。

無口な田中紀夫(永山絢斗)も、板東すみれ(芳根京子)の妊娠に声を上げて喜び、幸せの絶頂に居たが、幸せはながくは続かなかった。

昭和19年3月、板東すみれ(芳根京子)が妊娠7ヶ月の時に、田中紀夫(永山絢斗)に召集令状が届いたのである。

戦地に赴く田中紀夫(永山絢斗)は、板東すみれ(芳根京子)に「男の子が生まれたら坂東五十八(生瀬勝久)に名前を付けてもらい、女の子が生まれたら『さくら』と名付けて欲しい」と託した。

田中紀夫(永山絢斗)は、結婚前、桜の花びらが舞う通りを歩く板東すみれ(芳根京子)を見て、板東すみれ(芳根京子)に心を奪われたので、女の子が生まれたら「さくら」と名付けたいのだという。

そして、田中紀夫(永山絢斗)が出征した3ヶ月後に、板東すみれ(芳根京子)は無事に女の子を出産し、田中紀夫(永山絢斗)の願い通り、女の子に「坂東さくら」と名付けた。

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坂東さくらの実在のモデル・坂野光子

べっぴんさんに登場する坂東さくらのモデルは、坂野惇子(佐々木惇子)と坂野通夫の間に生まれた長女・坂野光子(ばんの-てるこ)です。

朝ドラ「べっぴんさん」では、田中紀夫(永山絢斗)は昭和19年(1944年)3月に出征し、昭和19年6月に長女・坂東さくらが生まれています。

しかし、史実では順序が逆で、先にモデルの坂野光子が昭和17年(1942年)10月13日に生まれ、それから1年後の昭和18年(1943年)10月に父・坂野通夫は海軍の嘱託となり、インドネシアの首都・ジャカルタへと派遣されました。

その後、モデルの坂野光子は大学時代に、仕事で来日していたハッチャー婦人に気に入られます。

これが縁で、坂野光子は大学を卒業後、アメリカ・ワシントンに住むハッチャー夫婦の元にホームステイし、アメリカ留学します。

そして、坂野光子はアメリカ留学時代に、漫画「ピーナッツ」に登場するスヌーピーを大好きになり、帰国時に数冊の本を持ち帰りました。

さらに、帰国した坂野光子はスヌーピーの刺繍を入れたナプキンやクッションを自作するようになりました。

次第に坂野惇子(佐々木惇子)と坂野通夫も長女・坂野光子の影響を受けてスヌーピーが好きになっていき、坂野光子の「日本でも絶対に流行る」という声に推され、坂野惇子と坂野通夫はスヌーピーの権利を取得し、ファミリアは昭和45年(1970年)4月にスヌーピーの縫いぐるみの販売を開始しました。

既にサンリオグリーティング(サンリオ)がスヌーピーのグリーディングカードを販売していたのですが、スヌーピーの縫いぐるみを販売したのは、ファミリアが日本初です。

その後、坂野光子は、神戸・岡崎財閥の岡崎晴彦と結婚し、長男・岡崎忠彦、長女・岡崎ミサ、次男・坂野雅(岡崎雅)を儲けます。

こうして、山崎豊子の小説「華麗なる一族」のモデルとされる神戸・岡崎財閥がファミリアに関わることになり、ファミリアの社長は、坂野通夫→岡崎晴彦→岡崎忠彦と引き継がれていくのでした。

なお、朝ドラ「べっぴんさん」の登場人物の実在のモデル一覧は「べっぴんさん-登場人物・キャスト・モデルまとめ」をご覧ください。

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