芳根京子が主演する朝ドラ「べっぴんさん」に登場する田中五郎(堀内正美)の実在のモデルについて紹介します。
田中五郎(堀内正美)は、田中紀夫(永山絢斗)の父で、貴族院議員である。
田中家と坂東家は近所同士で、良好な関係にあり、息子・田中紀夫(永山絢斗)は坂東すみれ(芳根京子)と結婚する。
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田中紀夫(永山絢斗)のモデルが坂野通夫なので、田中五郎(堀内正美)のモデルは坂野通夫の父・坂野兼通となる。
坂野兼通(ばんの・かねみち)は、江戸時代・幕末の文久3年(1863年)12月12日に愛知県名古屋市で生まれた。父は愛知県尾張藩士・坂野信一郎である。
坂野兼通は、東京高等商業学校(一橋大学)を卒業後、尾張藩士・加藤高明の推薦で三菱合資銀行部(三菱銀行→三菱東京UFJ銀行)に入り、いくつかの支店を経て大阪支店長を務めた。
そして、大阪支店長時代に、大阪・山口財閥の山口銀行(三和銀行→三菱東京UFJ銀行)で大番頭を務める町田忠治に招かれて、山口銀行へと移った。
その後、坂野兼通は、町田忠治の後任として山口銀行で活躍し、山口銀行を個人銀行から株式会社へと発展させたほか、銀行以外の分野にも進出し、山口財閥グループの形成に尽力し、山口財閥の大番頭として大阪銀行界の大物として君臨した。
坂野兼通は、七男・坂野通夫が中学2年生の時に死去しており、七男・坂野通夫が坂野惇子(佐々木惇子)と出会うのは、父・坂野兼通の死後である。
家系図から考えれば、田中五郎(堀内正美)のモデルは坂野通夫の父・坂野兼通となるが、父・坂野兼通は坂野通夫が中学生の時に亡くなっているため、田中五郎(堀内正美)は朝ドラ「べっぴんさん」のオリジナルキャラクターとなる可能性がある。
なお、朝ドラ「べっぴんさん」の登場人物の実在のモデル一覧は「べっぴんさん-登場人物・キャスト・モデルまとめ」をご覧ください。
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