まんぷく-香田克子(松下奈緒)の実在のモデル

日清食品の安藤百福をモデルとするNHKの朝ドラ「まんぷく」に登場する香田克子(松下奈緒)の実在のモデルです。

まんぷく-香田克子(松下奈緒)のあらすじ

香田克子(松下奈緒)は、今井三姉妹の次女で、今井福子(安藤サクラ)の姉である。

香田克子(松下奈緒)は、画家の香田忠彦(要潤)と大恋愛の末、周囲の反対を押しきって結婚した。生活は楽では無いが、4人の子供に恵まれて、夫・香田忠彦(要潤)と幸せな家庭を築いた。

香田克子(松下奈緒)は自由奔放な性格だが、妹・今井福子(安藤サクラ)のことを気にかけている。

心配性の母・今井鈴(松坂慶子)は色々と妹・今井福子(安藤サクラ)に干渉しており、香田克子(松下奈緒)は母親の言動に悩む妹・今井福子(安藤サクラ)の相談相手となっていた。

香田克子(松下奈緒)は言いにくいことでもハッキリと言うため、妹・今井福子(安藤サクラ)の代わりに意見して、心配性の母・今井鈴(松坂慶子)と対立しながらも、妹・今井福子(安藤サクラ)を支えていく。

スポンサードリンク

香田克子(松下奈緒)の実在のモデルは安藤澪子

朝ドラ「まんぷく」に登場する香田克子(松下奈緒)の実在のモデルは、安藤三姉妹の次女で、安藤仁子の7歳上の姉・安藤澪子(みおこ)である。

安藤澪子は明治43年(1910年)1月26日に父・安藤重信の次女として生まれた。母は安藤須磨である。

安藤澪子は控えめな女性で、和装を好み、大阪で事業に成功した父・安藤重信が福島県二本松市の実家へ帰る時に、親戚に見栄を張るために派手な格好をさせられたので、それが嫌だったという。

ところで、姉の安藤晃江(てるえ)は絵が上手で絵の愛好家グループに入っており、その愛好家グループの有元一雄が観音様を書くために手のモデルを探していた。

そこで、姉・安藤晃江が有元一雄に安藤澪子を紹介すると、父・安藤重信は「裸はダメだが、手だけならいい」と許可した。

これが縁で、安藤澪子は樟蔭高等女学校を卒業後、日本画家の有元一雄と結婚したが、有元一雄は注文された絵は画かないうえ、5男3女の子沢山になったので生活は苦しく、安藤澪子は近所の手伝いをして食べ物を分けて貰った。

妹・安藤仁子が自分の着物を質に入れて、有元一雄の売れない絵を買い取って家計を支えるほどだった。

戦時中は、かなり生活が苦しかったようで、安藤澪子は大阪へ買い出しに出ると、食い扶持を減らすため、妹・安藤仁子夫婦の疎開先へ立ち寄り、長女・冨巨代を置き去りにする程だった。

戦後、安藤百福(呉百福)がチキンラーメンを開発。安藤澪子の長男・有元一馬と4男・有元那茅満(なつみ)が、チキンラーメンの試作品作りの段階から手伝いをしており、長男・有元一馬と4男・有元那茅満は日清食品に入り、重役にまで出世した。

しかし、4男・有元那茅満が日清食品で横領事件を起こしたため、安藤百福に解雇され、長男・有元一馬も連座して日清食品を退いた。

このため、その後は詳しいことが分からないが、安藤澪子は平成5年(1993年)7月9日に死去した。83歳だった。

なお、朝ドラ「まんぷく」の登場人物の実在のモデル一覧は「まんぷく-キヤストと実在のモデル一覧」をご覧ください。

スポンサードリンク