長澤誠(まこと)の実話

NHKの朝ドラ「おちょやん」で生瀬勝久が演じる脚本家の長澤誠(ながさわ・まこと)の実話を解説します。

長澤誠の実話

天海一平のモデルとなる2代目・渋谷天外が松竹新喜劇の女優・九重京子と不倫をして子供を作り、妻の浪花千栄子と離婚した。

浪花千栄子は2代目・渋谷天外と離婚すると松竹新喜劇を辞めて、京都の嵐山を訪れ、自殺しようとしたのだが、背後を爆音で通り過ぎるバイクの音を聞いて我に返り、自殺を思いとどまった。

その後、浪花千栄子は、芸能界引退状態となり、京都府四条河原町の仏光寺にある花の師匠の家の2階を間貸しして隠れ住んだ。

そのようななか、大阪では、花菱アチャコ(花車当郎のモデル)がNHKラジオドラマ「アチャコ青春手帖」の放送を開始する。

花菱アチャコは、大阪弁が話せて、自分のアドリブに対応できる女優として、花菱アチャコを相手役に希望していたのだが、浪花千栄子は2代目・渋谷天外と離婚して、松竹新喜劇を辞めており、音信不通となっていたため、出演の依頼ができなかった。

そこで、花菱アチャコは月宮乙女を相手として「アチャコ青春手帖」の放送を開始したのだが、月宮乙女は2回で降板してしまった。

すると、長沖一(長澤誠のモデル)は、花菱アチャコが推薦していた浪花千栄子が良いと言うので、浪花千栄子を捜すことになった。

浪花千栄子は音信不通になっていたが、京都に居るという噂があったので、NHKのプロデューサー富久進治郎は噂を頼りに、京都を訪れて浪花千栄子を捜した、浪花千栄子は見つからないまま時間切れを迎え、別の女優を使う事になった。

しかし、もう1日だけ待ってみようっと言うことになり、富久進治郎は再び京都を訪れて浪花千栄子を捜すのだが、やはり、見つからなかった。

そこで、富久進治郎は1杯飲み屋に入って「この辺にいるはずなんだが」とため息をつくと、店のp主人が「浪花さんなら、さっき風呂屋へ入っていきましたよ」と教えてくれた。

こうして、富久進治郎は浪花千栄子を見つけたのだが、浪花千栄子は京都府四条河原町の仏光寺にある花の師匠の家の2階を間借りして、貧相な生活をしていた。

大阪へ行く電車賃も無いというので、富久進治郎はいくらかの金を渡して、大阪へ来るように頼んだ。

浪花千栄子は芸能界引退状態で、かなり貧しい生活をしていたのだが、NHKラジオドラマ「アチャコ青春手帖」に出演するようになると、浪花千栄子の柔らかい大阪弁が話題を呼び、ラジオドラマは大ヒットした。

その後、浪花千栄子は、長沖一と花菱アチャコのタッグで手がけたラジオドラマ「お父さんはお人好し」が国民的番組として長寿番組となり、「大阪のお母さん」と呼ばれる名脇役となるのだった。

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長澤誠の解説

長澤誠(ながさわ・まこと)のモデル長沖一は、戦前は吉本興業の文芸部で吉本の頭脳陣として活躍してた人で、戦時中は吉本興業の戦地慰問隊「わらわし隊」を命名した人物としても有名である。

戦後は吉本興業を退職し、帝塚山学院で教鞭を執りながら、放送作家として活躍し、花菱アチャコと浪花千栄子のラジオドラマを手がけた。

  1. 参考資料:長沖一の立志伝
  2. 参考資料:浪花千栄子の立志伝

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