NHKの朝ドラ「なつぞら」に登場ずる佐々岡信哉(ささおか・のぶや)のモデルを紹介します。
佐々岡信哉(工藤阿須加)は佐々岡医院の長男で、東京大空襲により、自宅と両親を失い、戦争孤児となった。
佐々岡信哉(工藤阿須加)は、同じく戦争孤児となった幼なじみの奥原なつ(広瀬すず)ら兄弟と共に、戦後の焼け野原でたくましく生きていたが、警察に捕まって施設に入れられ、奥原なつ(広瀬すず)らと生き別れになった。
佐々岡信哉(工藤阿須加)は施設を出た後、働きながら定時制高校へ通い、定時制高校を卒業すると、新聞配達をしながら夜間の大学に通った。
佐々岡信哉(工藤阿須加)は、北海道の柴田牧場に引き取られた奥原なつ(広瀬すず)に会いに行き、音信不通になっている奥原咲太郎(岡田将生)の消息を教え、奥原咲太郎(岡田将生)を探す手伝いをした。
そして、奥原なつ(広瀬すず)が奥原咲太郎(岡田将生)と再開すると、今度は妹の奥原千遥を探すのを手伝った。
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佐々岡信哉(工藤阿須加)のモデルは、佐々城信子で間違いないだろう。
佐々城信子は両親の反対を押し切って国木田独歩と結婚したが、貧乏が耐えられずに直ぐに離婚した。
その後も、佐々城信子はアメリカに居る婚約者・森広に会いに行く船のなかで、武井勘三郎と出会って恋に落ち、アメリカには行かずに恋の逃避行している。
そして、有島武郎の小説「或る女」のモデルとなったのが、佐々城信子である。
佐々岡信哉(工藤阿須加)と佐々城信子は名前が似ており、佐々城信子の父親は、佐々城本支と言い、東京日本橋で町医者をしてたので、モデルと認定した。
また、佐々城信子は、東京・新宿のパン屋「中村屋」の創業者・相馬黒光と従姉妹(いとこ)の関係にあるという点も、佐々城信子をモデルと認定した理由の1つである。
朝ドラ「なつぞら」に登場する前島光子(比嘉愛未)のモデルは、パン屋「中村屋」の創業者・相馬黒光なので、相馬黒光の関係者として佐々岡信哉(工藤阿須加)を登場させたのだろう。
ただし、佐々城信子は昭和24年(1949年)9月22日に死んでおり、性別も違うので、名前と設定だけのモデルである。佐々岡信哉(工藤阿須加)のエピソード自体はオリジナルになると思われる。
なお、朝ドラ「なつぞら」の登場人物のモデルは「なつぞら-実在のモデル」をご覧ください。
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