朝ドラ「べっぴんさん」に登場する坂東家の女中頭・佐藤喜代(さとう・きよ/宮田圭子)の実在のモデルをネタバレします。
べっぴんさんのモデル坂野惇子の生涯については、「べっぴんさん-ファミリアの創業者-坂野惇子の立志伝」をご覧ください。
朝ドラ「べっぴんさん」に登場する佐藤喜代(宮田圭子)は、坂東家に仕える女中頭で、坂東家の長女・坂東ゆり(蓮佛美沙子)と次女・坂東すみれ(芳根京子)の面倒を見る。
さらに、戦後は坂東すみれ(芳根京子)に付いていき、坂東すみれ(芳根京子)と一緒に神戸のバラック小屋に住み、子供服展「ベビーショップ・あさや」を創業して働き始めた坂東すみれ(芳根京子)や多田良子(百田夏菜子)や田坂君枝(土村芳)の子供の面倒をみて、影から支える続ける。
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朝ドラ「べっぴんさん」に登場する女中頭・佐藤喜代(宮田圭子)の実在のモデルは、佐々木家のお手伝いさん「宮本さかえ」です。
当時のお手伝いさんは、主や家人と歴然とした差があったのですが、坂野惇子(佐々木惇子)の父・佐々木八十八は、民主的な考えの持ち主だったので、佐々木家のお手伝いさんは羽織の着用や化粧をすることが許され、家族同様の扱いを受けていました。
そして、父・佐々木八十八は長女・次男を早くに亡くしていたことから、健康や怪我には異常なほど神経質で、坂野惇子が外出する時は必ず佐々木家のお手伝いさんが付いていきました。
佐々木家のお手伝いさんは、坂野惇子が学校に登校するときも遠足の時も、坂野通夫とデートする時も、いつも坂野惇子に付いて回りました。
そうしたお手伝いさんの1人が、宮本さかえです。
宮本さかえは、坂野惇子が神戸大空襲で自宅を失い、岡山県勝山町の勝山藩旧藩邸に疎開した時も、坂野惇子に付き添いました。
そして、坂野通夫が無事に帰国すると、坂野惇子は疎開先の岡山県勝山町を引き払って、兵庫県尼崎市塚口にある通夫の兄の借家へと移り住み、坂野惇子・坂野通夫・坂野光子の3人は戦後の新生活を開始します。
実は、この時も宮本さかえが付いてきてくれ、坂野惇子らは親子3人ではなく、お手伝いさんの宮本さかえを加えた4人で新生活を開始したのです。
お手伝いの宮本さかえは、明るい性格で、坂野惇子を色々と助けてくれたのですが、残念ながら宮本さかえ個人の詳しいエピソードは残っていません。
なお、お手伝いさんが付いてきてくれるということは、坂野惇子や坂野通夫が慕われている証であり、坂野通夫は生涯を通じてお手伝いさんが途切れなかったことを自慢にしていました。
また、坂野通夫は佐々木家のお手伝いさんの間でも人気があり、坂野惇子と坂野通夫は世話になった佐々木家のお手伝いさんから、逆に赤穂の潮干狩りに招待される事もあり、非常に良好な関係にありました。
なお、朝ドラ「べっぴんさん」の登場人物の実在のモデル一覧は「べっぴんさん-登場人物・キャスト・モデルまとめ」をご覧ください。
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