NHKの朝ドラ「おちょやん」に登場する再婚相手・竹井栗子(宮澤エマ)のモデルを紹介します。
竹井栗子(宮澤エマ)のモデルのモデルは、浪花千栄子の2番目の母である。名前は分からない。
2番目の母は、富田林の飲み屋(煮売り屋)で中居をしていたが、浪花千栄子の父・南口卯太郎と再婚した。浪花千栄子が8歳の春だった。
浪花千栄子は家事をしたり、弟の面倒をみたりしなければならなかったため、学校に行っていなかったが、2番目の母が来たので学校へ行けることになった。
ところが、2番目の母は朝は起きてこない。浪花千栄子が「本当に学校へ行けるのだろうか」と思いながら、食事の支度をしていると、ようやく2番目の母が起きてきた。
それでも、浪花千栄子は「起きてきてくれた」と言っているので、嬉しかったのだろう。昼間は、2番目の母が弟の面倒を見てくれるので、念願の小学校へ通えるようになった。
しかし、2番目の母は弁当も作ってくれないし、月に2銭の授業料も出してくれないので、浪花千栄子は授業料を催促する先生の怖い顔を思い出して、2ヶ月もしないうちに学校へ行くのをやめた。
さて、2番目の母は、家事もせず、昼間から三味線を出して新博多節を歌うような人だった。歌は上手で、通りかかった村人が足を止めて聴くほどだった。
そんな2番目の母には貧乏暮らしが耐えられなかったのか、2番目の母は度々家出をしており、その度に夫の南口卯太郎に連れ戻されるのだが、その度に2番目の母は家に戻る条件を出した。
そして、2番目の母は、何度目かの家出のとき「弟はいけど、浪花千栄子は嫌」という条件を出し、連れ子を連れて戻ってきた。
このため、父・南口卯太郎は長女・浪花千栄子を義母(前妻の妻)の元へ預けた。
その後、父・南口卯太郎は長男も義母に預けたので、義母の家も2人も子供を預けられて困った。
このため、浪花千栄子は口減らしで、大阪・道頓堀の仕出し料理屋「浪花料理」へ女中奉公へ出たのだった。
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